靴に注意、踵の歪みが関節を壊す。

このエントリーをはてなブックマークに追加

梅雨入

6月5日、関東地方も梅雨入りしました。

この時期は、なにかとゴム長靴を履く機会が多くなります。

足腰が不調な方は、履物が大きく不調箇所に影響を及ぼします。

日本ではクッション性の高い柔らかな履物が足に良いという考え方が一般的です。

しかし足の医学が進んでいる欧米では、逆の考え方が主流です。

足病医学では、硬くて剛性のある履物のほうが足に良いと考えているのです。

ゴム長のように、靴底が柔らかい靴は不安定なので身体に良くないと考えられています。

欧米の足病医学では、距骨下関節という踵の関節を非常に重要視しています。

外反母趾など足の病気の殆どに深く関わっている関節だからです。

この踵の関節が正常に機能しないと近くの関節から、それを補う動きが発生します。

このように、ある関節が正常に機能しないために他の関節がそれを補うことを代償と言います。

踵の関節の代償が徐々に遠くの関節や軟部組織の不調を誘発するのです。

踵→膝→骨盤→背骨

※距骨下関節のほかにも横足根関節など大変重要な関節も足に存在します
※距骨下関節で最も多い機能障害は過回内足です。

踵は靴が土台となって全身を支えているので靴底が柔らか過ぎると体重が内外前後に移動するたびに不安定になり、それを支える関節にストレスが生じます。

変形性の膝関節症や外反母趾はこういうメカニズムで起こるのです。

柔らかすぎる靴や大きくフィットしない靴が身体に良くない理由がこれです。

ゴム長靴や安全靴はこのような理由から、身体にストレスを与える靴の筆頭と言えるでしょう。

ムートンの様な生地で出来た靴や英国製のハンティングブーツ(ゴム製)が若い女性の中で流行していることが懸念されます。

履くだけで・・・などのキャッチコピーで売っているスポーツシューズもありますので、くれぐれも甘い言葉には御用心!

 

工場や厨房などの製造現場で働いている方の足腰の不調は、ゴム長や安全靴が原因の可能性があります。

足の機能異常は、足に直接痛みがともなうとは限りません。

足自体に痛みが無い場合や足病の専門的知識が乏しいと、足部機能異常を発見できず代償による損傷を憎悪させてしまいます。

外反母趾の原因が踵にあることは、欧米で一般的です。

しかし日本では外反母趾の治療に、踵の矯正をすることはまれです。

もしあなたが足に良くフィットした靴が窮屈に感じられるなら、足機能の異常を疑いましょう。

日本の医療機関での足病的アプローチが行われるよう、将来に期待します。

足腰に不調のある方は、自分の履物のチェックから始ましょう。

 

足の事なら、本厚木駅前「いとう接骨院」

夜9時まで診療!