過回内足(オーバープロネーション)
過回内足とは距骨下関節で踵の骨が内側に倒れすぎた足の事です。(過剰回内:オーバープロネーション)
回内足の矯正なら、いとう接骨院にお任せください。
回内足や過回内足は、外反母趾・変形性膝関節症・姿勢悪化などの原因になります。
そして回内足や過回内足を起こす外力は足を矯正するまで無くなることはありません。
逆に考えれば、回内足や過回内足を矯正すれば変形は元に戻らずとも症状の改善に役立つ可能性があるのです。
背中が大きく曲がった老人や強いO脚を見たことがあるでしょう。
これらも過回内足が原因です。
過回内足の深刻さは足から上の部分に影響し、姿勢や体形を変えてしまうことです。
本来の姿勢や体形が変われば、必ず立つ事や動くことに必ず悪影響を及ぼします。
回内足は大腿骨を内旋外旋させるので骨盤自体が歪む原因でもあるのです。
骨盤だけ矯正しても大元の回内足がそのままでは良い結果は望めません。
過回内足は訓練や施術では治せません。
過回内足の合理的な対処はオーソティック(米国医療用インソール)による足部矯正です。
※過回内足・回内足は1歳から6歳位までの間に発症し、12歳位までに改善しないと良くならないと言われています。
※回内足自体が治らなくてもインソールで矯正すれば悪化や代償による2次的損傷を予防できます。
回内足は距骨下関節の回内によって起きますが、実際は上図の様に見えます。
踵は水平面立位で90°より内側に倒れない為です。
※過回内で足の内側に体重が集中して踵底部の膨らみが(踵骨下脂肪体)外側に押し出されていることが分かる。
回内足は多くの問題を引き起こすので、回内足矯正は様々な症状を改善することがあります。(ひざ痛・腰痛・姿勢 など)
回内足は外見上は足首が内側に倒れているように見えます。
過回内足は症状の強い回内足です。
進行するとアスリートに深刻なな障害を残すことになります。
本来、安静立位において距骨下関節は水平な場所でニュートラルポジション(踵が垂直)になります。
※安静立位とは水平なところに何もせず立っている状態。
距骨下関節(カカトの関節)が過回内すると、土踏まずのMTJ(ショパール関節)もロックされず潰れるので扁平な足になります(開張足)。
過回内足が原因でフクラハギや足裏の筋が伸ばされ腫れや筋腱断裂をおこす事があります。
体重も脚の内側に多く掛かるため膝変形性関節症を引き起こすことも珍しくありません。
外反母趾の発生原因は正に過回内などの足機能異常にあると言えます。
距骨下関節の過回内は中足部前足部に影響を及ぼすので、足の剛性が無くなり地面を効率よく蹴りだす事ができなくなります。
過回内足は膝や骨盤・股関節(内股や外股などに関与)など下肢の障害を引き起こすだけでなく姿勢に関わるのでカラダ全体に影響を及ぼすのです。
過回内足は多くのスポーツで大きなハンディとなるでしょう。
足の先進国のトップアスリートはインソールで過回内足を矯正することは故障の防止や競技成績向上のため広く普及しています。
日本でも、Bリーグのバスケット選手などが本格的インソールを導入してきております。
過回内足の場合、強直母趾などの足趾周りから故障を引き起こすおそれが高くなるでしょう。
タコ魚の目がある場合は足機能が乱れているので要注意です。
過回内足のために女性は内また男性はガニ股になる(骨盤の傾斜の為)場合が多く、姿勢も猫背や前かがみになる事があります。
姿勢でお悩みの方は、市販のインソールでも過回内をコントロール(矯正)するものがありますので試してみるのも良いと思います。
しかし、あまりアーチが落ちている足は既製品や熱形成のイージーオーダー品では足裏が痛くて使用できないでしょう。
また強い症状がある場合い、既成インソールでは限界があります。
この様な場合は本格的なオーダーメイドインソールがお勧めです。
過回内を矯正すれば、思わぬところが改善することも珍しくありません。
日本では足のバイオメカニクスなどの専門家が少なく、いまだに適切な処置を行うことができないこともあります。
当院では、人の健康に大きく関わっている足だからこそ科学的に立証された根本的で納得できる処置を心がけています
足に関して、世界の標準的な考えが日本で広く認知されることを願っています。
※歩行時は体重の2倍、激しいスポーツ時には体重の8倍の力が足に加わります。
足を矯正するには大きな負荷に耐えるインソールが必要です!
※保存療法のエキスパート整骨院ならではの外反母趾のアプローチにご期待ください。
回内足と過回内足
回内=プロネーション=生理的にありうる回内
過剰回内=オーバープロネーション=生理的に度を過ぎた回内
回内や回外は人間にとって必要な動きです。
スキーで斜滑降の際に谷側の足が回内した状態になります
スキーで斜滑降の際に山側の足が回外した状態になります。
回内も海外も、人間にとって普通の動作です。
回内足の問題点
回内足になる人の数は多く、そのことを自覚している人は少ないでしょう。
回内足でも普通に生活できますが長い年月で身体に悪影響を及ぼします。
回内足は、回内してはならないタイミングに回内してしまうことが問題なのです。
それに対して過剰回内(度を過ぎた回内)は状況に関係なく問題となります。
また回内しなければならないタイミングで回内しない事も問題です
可動域を超えた関節の動きは怪我のもとになるのです。
ただ立っている時に回内している距骨下関節(踵)は、あるタイミングで過回内を起こすことがあります。
当サイトでは回内足は過回内足に繋がる足で、同様な矯正をすることから表現を両方使用しております。
軽度の回内足の矯正であればバイオメカニクスに則った市販のインソールで対応できることがあります。
重度の回内足=過回内足(後脛骨筋機能不全症など)の場合は市販インソールの対応は困難でしょう。
回内足の矯正や過回内足の矯正において足病医学に則った本格的オーダーメイドインソールに勝るものはありません。
回内は足の大事な機能です。
もし足の回内が機能しないと足が衝撃を吸収できなくなったり、斜面に立つことも困難になります。
※軽度な回内足でも状況下において過回内を起こすことがあります。だから回内足も過回内足も同様な足と考えても良いでしょう。
翻訳すればpronation=回内 over pronation=過回内です
過回内足のスポーツへの影響。
過回内足は足の内側に過度な負荷をかけてしまうので、スポーツパフォーマンスに与える影響は大きいのです。
過回内足を抱える選手は脚のアライメントやバランスに問題を抱えることが多く、動作のパワーや安定性が低下してしまいます。
また、足首や膝、腰などへの負担も増え、ケガのリスクが高くなります。
足の構造
足は多くの骨で構成されています。
これらの足の骨で出来ている、特に重要な関節は距骨下関節と横足根関節です。
過回内足とは距骨下関節の行き過ぎた外反状態を言います。
下欄の「距骨下関節の過回内」に解りやすい画像を掲載しました。
図:インパクトトレーディング提供
回内足 過回内足は鍛えて治すことが出来ない
足機能は生後6歳くらいまでに育まれます。
この時期を逃すと良い足にはならないと言われていす。
この時期までに回内足 過回内足にならないように観察することは大事です。
疑わしいときは足の専門家に相談しましょう。
過回内足は筋トレ等や施術では治りません。
これは過回内足の原因が単なる加齢などによる筋力低下あるいは筋力不足で無く、足部屈筋群の順応性や関節構造によるものが殆どだからです。
でも心配しすぎることはありません。
高性能なインソールで回内足は矯正できるからです。
鍛えられないところ。
ヒトのカラダにはそんなもの沢山あるのだから。
眼をレンズで矯正するように回内足はインソールできょうせい出来るのです。
回内足矯正
回内足は放置するとPTTDの様な酷い過回内足になることがあります。
後脛骨筋が切れてしまう様な事態を防ぐためにも回内足を矯正しましょう。
回内足を治すことが出来なくても矯正することは可能です。
回内足矯正はレンズで視力を矯正するようにインソールを使います。
お子さんの学校にも一人や二人眼鏡をかけている子がいるでしょう?
回内足はそれと同じで特別なことではありません。
回内足を放置すると、成長に影響するだけではなく身体の故障の原因になります。
回内足はインソールで矯正できます。
気が付いたらなるべく早く専門家に相談しましょう。
回内足が過回内足に発展し後脛骨筋が完全断裂したら悲惨な結果をまねきます。
だから軽度の回内足でも油断はできません。
回内足の矯正は足のバイオメカニクスに基づいた科学的根拠のある製品を使います。
特に過回内足のような場合は米国の医療現場で使用されているオーソティック(医療用インソール)が理想です。
※インソールを選ぶ場合は注意が必要です。全く意味のないものが多く存在しているので、足のバイオメカニクスを熟知した信頼できるところに相談しましょう。
※通常の過回内矯正用インソールはフラットな靴様なので、ハイヒールはハイヒール専用のインソールが必要です。
※過回内足が進行すると最悪の場合、後脛骨筋が断裂する恐れがあります。
足機能を損なわず過回内足を矯正する(回内は大事な機能)
足の回内自体は足の重要な機能の一つです。(足のバイオメカニクス)
したがって機能を損ねるような施術や矯正は可能な限り、するべきではありません。
回内してはいけないタイミングで回内したり、度を越した回内が問題なのです!
理想的な矯正は足の機能を損なわない矯正です。
踵は内にも外にも倒れます。
もし土踏まずの部分をパッドで無理やり持ち上げれば踵は内側に倒れなくなります。
この様な処置をしたら土踏まずが板バネの様な機能が無くなり路面からの衝撃を緩和できなくなってしまいます。
サスペンションのない車と同じですね。
その他、回内回外することで路面の角度にも適応できるのです。
足の矯正はバイオメカニクスに基づいた足矯正用インソールで行いましょう。
過回内足の代償は待ってはくれません。
身体に痛みが出現しなくとも過回内の代償は虫歯が徐々に進行する様に身体を蝕んでいきます。
足を矯正して骨や関節の変形を食い止めましょう。
良い姿勢は良い足から!
過回内足は、O脚・反り腰・扁平な腰のもとです。
※過回内がどのタイミングで起こっているかは歩行を観察しなければ分かりません。
是非専門家のカウンセリングを受けましょう。
※過回内は屋内外どこでも起こるので、屋内は室内履き+インソールなどで矯正しましょう。
※踵の回内は人間に必要な動きです。
矯正が見込める足は、全く回内ができない様なインソールを使用すべきではありません。
※足機能の矯正より優先すべきことがある場合もあります。(生命維持など)
※過回内足を矯正したなら代償を負った筋肉や関節をなるべく早くケアしましょう。
ケアにはアキュスコープやエレサスの様な微弱電流施術器が即効性があるのでおすすめです。
距骨下関節の過回内
これは正常な足です。踵の骨は垂直で横アーチも有ります。(ニュートラルポジション)
これが過回内足です。踵の骨が内側に大きく倒れこみ、横アーチも無く扁平な足です。
右足の踵底部の脂肪が過回内のために内側から外側に押し出されています。
街中でこういう状態のブーツを良く見かけます。過回内で変形しています。
過回内足の主な原因は後脛骨筋の筋力低下や遺伝と言われています。
後脛骨筋は回内の減速と制御に働くため過回内で腱に大きなストレスを発生させます。(最悪は腱の断裂)
後脛骨筋不全症:PTTDは身体に様々な病変を引き起こします。
過回内足を放置すると、様々な疾患や怪我の原因になるだけでなく成長やスポーツなどの競技成績にも悪影響を及ぼします。
※幼少期に過回内足の代償で脛骨の内湾が強くなると、後々スポーツなどで腸脛靭帯炎に悩まされることがあります。
お子様の成長に大きな影響を及ぼす過回内足に注意しましょう。
《過回内足が関係する傷病》
人間が立って行動するには足が不安定だと身体も不安定になります。
それでも身体が行動できるように関節を使用すると不調を来してしまいます。
下記はそのために起こる代表的な傷病です。
- 強直母趾
- 外反母趾
- 足関節背屈不全(アキレス腱断裂に発展するおそれあり、和式トイレ苦手な人要注意)
- シンスプリント
- 内反小趾
- モートン神経腫
- 足底筋膜炎
- PTTD
- 膝蓋軟骨軟化症・変形性膝関節症
- アキレス腱炎・断裂
回内足 過回内足、お勧めストレッチ
過回内足は身体の姿勢に大きく影響しています。
身体を鍛えて過回内足を治すことは困難なので、インソールでの矯正が合理的な方法です。
過回内足自体をインソールで矯正しても縮んだ筋肉はストレッチをし、伸ばさなくてはなりません。
過回内足のリハビリとして特に短縮している3種類の筋肉のストレッチを紹介します。
これらのストレッチで過回内足が改善するわけではありませんが2次的損傷の予防になります。
≪アキレス腱ストレッチ≫
アキレス腱のストレッチは壁に手をついて背筋を伸ばして立ち、ストレッチする側の脚を後方にまっすぐ伸ばし反対側の脚は膝を軽く屈曲させお腹を前へ突き出すように負荷をかける。
深呼吸3~5回を1クール
※踵が床から浮かない様に注意しましょう。
≪後脛骨筋ストレッチ≫
後脛骨筋のストレッチは壁に手をついて背筋を伸ばして立ち、ストレッチする側の脚を後方にクロスさせ伸ばし反対側の脚は膝を軽く屈曲させお腹を前へ突き出すように負荷をかける。
深呼吸3~5回を1クール
※踵が床から浮かない様に注意しましょう。
≪内転筋群ストレッチ≫
内転筋群のストレッチは、床に座り膝を伸ばし爪先を外側に向けV字開脚し前屈する。
深呼吸3~5回を1クール
※女性は過回内足だと大腿骨が内旋位(内股)になる事が多く、長期間その状態が続くことにより内転筋群が短縮する場合が多い。
※ストレッチをする場合は、決して無理をしないでください。
画像の女性のように前屈が厳しくても、誰かに背中を押してもらったりするのは危険ですからおやめください。
幼児期なら回内足 過回内足を矯正できることがある。(回内足筋トレ)
1歳~6歳くらいまでの幼児期なら過回内足を矯正できる場合があります。
つま先立ち運動と負荷をかけた足の底屈内反運動などがお勧めです。
お子さんの足が異常だと感じたら是非試してください。
※この運動中に痛み(アキレス腱付近や内くるぶしの下)が出たら必ず中止して下さい。
外側重心がO脚の原因は間違い
O脚の原因は外側に重心が掛かっているためなどは間違いです。
O脚の場合殆どが回内足なので体重が親指側=内側に掛っています。
回内足は太ももが内旋するため下肢が内弯しているように見えます。
そして大腿骨の内旋は骨盤下部の恥骨結合部(下画像のA部分)が広がるので左右の大腿骨間(下画像B部分)も広がるのです。
靴の踵の外側が減っているのも外側重心のためだと言っているのも間違いです。
椅子に座って膝を伸ばし床に踵をつければほとんどの人は踵の外側が床に接します。
これは下腿捻転角といってスネの捻じれる角度が黄色人種平均で外側に8°傾いているためです。
だから踵の外側が接地するのは、どちらかと言えば正常です。
踵の内側が接地する人はX脚の疑いがあります。
現代人は回内足などで内側重心の人の方が多いのです。
回内足で内側重心の方もX脚などでなければ踵の外側から接地します。
※高齢者などは膝の変形で外側に体重が掛かることがあります
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いとう接骨院
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