猫背やポッコリお腹の原因とは
現代人の多くは、足の機能が衰えてしまい、体重が足の内側に掛かっているケースが多いです。
これが原因で大腿骨が回旋し、その結果として骨盤が傾いてしまいます。
この骨盤の傾きこそがポッコリお腹や猫背の原因なのです。
なぜ骨盤は傾いてしまうのでしょう。
そのカギは足にあります。
骨盤の傾きと姿勢
骨盤の傾きは身体の上半身全体に影響を与えます。
骨盤が正しい位置にないと上半身が前後に傾きやすくなり、猫背やポッコリお腹の原因となります。
骨盤を正しい位置に保つためには、足の機能を改善し体重を足の中心に掛けることが重要です。
偏平足や過回内足が引き起こす姿勢の変化。
偏平足や過回内足では、重心が足の内側に偏ります。
これにより大腿骨が内側または外側に回旋し、骨盤の傾きが変わります。
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大腿骨の内旋と前傾姿勢
大腿骨が内側に回旋すると、骨盤が前に傾きます。
この前傾により、腸などの内臓が前方に押し出されポッコリお腹の原因となります。
骨盤が前に傾くと骨盤の下側(股関節側)が広がり骨盤の上側が広がります。
この状態だとジーンズを履いた場合、股関節部分は狭くなりウエスト部分はガバガバに広くなります。
下図赤矢印は骨盤の前傾、黒矢印は腸が押し出される方向です。
大腿骨の外旋と後傾姿勢
逆に大腿骨が外側に回旋すると、骨盤が後ろに傾きます。
これにより扁平なお尻になり、背骨も後ろに傾くため視界の確保が難しくなります。
猫背のメカニズム
骨盤が後ろに傾くことにより背骨が後ろに傾くと自然と視線が上を向き、下方を見るのが難しくなります。
このため、肩甲骨の下位から背骨を前弯させて視界を確保しようとします。
この結果、猫背の姿勢が生まれます。
見た目だけでなく健康にも関わるこれらの姿勢の問題は、足元から始まることが多いのです。
日々の姿勢や足のケアを意識して、健康的な体を保ちましょう。
簡単な姿勢改善方法
ポッコリお腹や猫背の根本的な原因は足による骨盤の傾きです。
最初に行うことは足の矯正です。
できれば専門家による骨盤矯正も並行して行うほうが良いでしょう。
自分では脚や腰回りインナーマッスル(腸腰筋など)などのストレッチを行いましょう。
暴力的なストレッチ方法は怪我のもとになるので絶対にやめてください。
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