テレワークで運動不足が悪循環を招く
コロナウイルスによって普通の生活を奪われて、普通のありがたみが良く分かる。
緊急事態宣言により、長期の外出自粛は運動不足となり精神的肉体的なダメージをヒトに及ぼす。
未知のウイルスなので特効薬もワクチンもない、頼れるのは免疫力を支える体力だけである。
ウイルスとの戦いは長くなるが、このまま運動不足が続くと増えるのは体重ばかりで筋力体力は減る一方の悪循環だ。
悪循環にならないために、人気の少ない時間帯と場所を選んで散歩がお勧め。
フィンランド発祥のノルディックウォーキングなどは年齢を問わず運動できるので良いだろう。
日常生活で歩行が少なくなると、一番衰えるのが大腿四頭筋で次が下腿三頭筋(フクラハギ)だ。
ノルディックウォーキングは身体の90%以上の筋肉を使うスポーツなので全身運動となり推奨できる。
ポールを持って歩く事に抵抗がある方が居られるが、第三者が見ているのはポールであってあなたの顔ではないので気にする事はない。
テレワークで問題なのは仕事の区切りを付けにくいことも問題である。
日本人は真面目なのでとことん仕事をしてしまう。
トイレに行く以外はずっと仕事を続けていたなどはしょっちゅうで、それが原因で腰や首を痛めるのだ。
特に家庭の机と椅子は本格的な仕事用の家具と違い、長時間のデスクワークに適さないものが多い。
これからテレワークが一般的になれば、それらの環境も整備されていくであろう。
自分に合った椅子・机・照明・PC・空調・室内履き・室内着・運動靴・運動着・眼鏡やインソール等の矯正具・計画的な健康管理などは非常に重要なファクターである。
テレワークが生活の一部となれば、オンオフを決めるのは本人なので、計画性が無ければ体調を壊してしまう。
こないだパピヨンという映画をみた。
刑務所で独房に入れられた囚人が身体が衰えないように鍛えるシーンがテレワークとオーバーラップして見えた。
我々もコロナに負けないように身体を鍛えねばならない。
パピヨンは他人ごとではないのである。
痛くなければ悪くない?
西洋に「錆は眠らない」と言うことわざがある。
痛みが無くても徐々に身体が蝕まれることがあるのだ。
テレワークで徐々に身体が徐々に錆びついても気づかないので注意しよう。
ほとんどのヒトは痛くなければ正常で悪くないと思ってしまう。
特に筋肉や関節などはこの傾向が強い。
これが身体の不調を更に悪化させる。
カラダには痛みに敏感なところと、そうでないところがある。
指先などはチョット擦りむいたぐらいで気になってしょうがないが、腰などは動けなくなるまで使い続けてしまう。
異常に気が付けば手当もするが、気付かねば使い続けてしまう。
食べすぎや運動不足による肥満も然り。
だから痛みが出てからでは遅すぎる場合があるのだ。
人間関係でも、相手に甘えすぎて相手の気持ちを察しなければ人間関係が破綻するように身体の機能も取り返しの付かないことになってしまうのである。
痛みを発せずじっと堪えている足や腰には気遣いが必要である。
気づかいしなければ自滅してしまう。
足はカラダの土台基礎であるから点検を怠ると身体全体がバランスを崩し、知らず知らずの間に骨が削れ変形しオペ以外の処置で再起が出来なくなる人が沢山いる。
だから痛みが出てからでは遅いのだ!
正常を知る
痛みを基準に健康を判断するのは危険だ。
異常を知るには正常を知らねばならない。
たとえば足裏のタコは異常な足にできるが、これを科学的な根拠なく「くせ」と解釈すると健康を維持することが困難となってしまう。
既に姿勢を害して膝や腰に痛みを抱えているかもしれない。
タコが出来る原因を解決すれば、膝や腰の痛みを解決できる可能性があるのだ。
目標なしでは継続は困難
散歩でさえ目標なしに継続は困難である。
毎回同じコースを散歩するのは飽きてしまうだろう。
運動能力の向上や健康に関する数値など何でもよいので目標を定めれば、張り合いが出てくる。
きつくて長い運動は続かない。
足腰の悪い高齢者は朝夕15分の散歩から始めよう。
慣れてきたら朝昼夕15分ずつ等にするとよい。
目標を一日30分から45分などとステップアップしていけば続けられるだろう。
同じ散歩でも歩幅が大きければ大きな筋肉を使うので代謝が良くなる=若返るのである。
代謝が上がれば免疫力も上がる。
どうせ散歩するならインソールなどで足を矯正すれば歩幅が大きくなるので是非試して頂きたい。
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