お勧めのインソールとは
お勧めのインソールとは自分に合ったインソールです。


足部矯正の有無に注目しましょう。
インソールには大きく分けて2種類ある。(足部矯正の有無)
- 足の矯正力があるインソール
- 足の矯正力がないインソール
インソールの用途は?(選び方)
- 大きすぎの靴をフィットさせるため。(靴の内容積調整用)
- 買ってしまった靴が、小さくて窮屈に感じたり擦れて痛くなる事がある。(長時間履くと痛い、など)
- 踵や土踏まずが痛い。(足の機能異常)
1.の場合:足部矯正の無いインソールでok、履き心地などの変化は少ない。
2.の場合は自分の足に問題があるかもしれません:足部矯正が出来るインソールがお勧め。
足の疾患で特に多い過回内足は荷重が掛かるとカカトの骨が内側に倒れ、土踏まずが潰れて低くなります。
足が潰れた分足長は長くなり足幅は広がります。(甲は低くなるが扁平な足になる)
その結果、長時間靴をはくと窮屈になってしまうのです。
あるいは代償が起きて足が動いて擦れて痛くなる。
靴を購入する際、長時間の試し履きが出来ないのでご注意ください。
特に前足部(土踏まずより前)の歪みなどがある場合、不安定な足になりやすいと言えます。
この様な足は足機能を安定させるインソールで解決される場合があるのです。
靴を選ぶ際はインソールを持参し、フィッティングしてください。
窮屈だからといって大きい靴を履くと身体を壊す原因となりますので止めましょう。
※靴擦れを起こすのは、靴が大きすぎる場合のほうが多い。
※夕方になると足がむくむと言うのは、すべての人に当てはまるわけではありません。
※インソールの性能を発揮するには、しっかりした靴が必要です。
靴とインソールの関係をお読みください。
3.の場合足機能が不安定で筋肉や腱が炎症を起こしています。
状態にもよりますが、硬い本格的なオーダーメイドインソールがお勧めです。
病院などでは未だに柔らかいパッドを踵に当てるような処置をすることがあります。
柔らかい物で衝撃を吸収しようとすると過回内などが強くなる等の悪影響を及ぼす可能性があるのです。
だから足を、人間が本来持っている構造に矯正するのがベストでしょう。
※踵や土踏まずが痛いときは足底腱膜炎の疑いがあります。
足の迷信

それは迷信です。
殆どの人類は足機能が退化しています。
退化していない人はアフリカのジャングルなどで裸足で生活している人ぐらいと言われています。
幼少期から靴を履く習慣は足を退化させ、足機能を奪いました。
たりない足機能を補うように、殆どの人が何かを代償(関節の動きを助ける正常でない動き)して歩いています。
O脚や姿勢が悪くなるのも代償です。
スポンジの様に柔らかいインソールには矯正能力が無いので代償を無くすことが出来ません。
日本で販売されている殆どのインソールは足を矯正するという観点で作られていないでしょう。
そもそも日本には足が悪いと言う概念が無いに等しいのです。
だから素材でカバーできるクッション的な柔らかいインソールがあふれています。
※足自体に衝撃吸収の機能があるので柔らかすぎるクッションは必要ない。
※柔らかい素材には副作用があります。(過回内の重篤化)
「足は悪くない」という前提だから、矯正という概念がうまれないのです。
足に起こる問題の多くはは足自体が機能しないことで発生します。(代償は距骨下関節や横足根関節の近くから起こります)
少なくとも今までずっと裸足で暮らしてきた人以外は、自分の足も何かの問題を抱えていると疑って下さい。
インソールを選ぶポイントは、症状の改善の到達点を定める事です。
※例 外反母趾・シンスプリント・膝痛→どのレベルまで改善させるか。
※足に対する間違った考え方(迷信)がインソールの選択を惑わせる。
柔らかいだけのインソールは足が不安定になり症状を悪化させる可能性もあります。
痛みや姿勢を改善するには、足を矯正出来る質の高いインソールを選びましょう。
上段左から
- 整形外科で処方された足底版
布地にパッドを張り付けて作成。日本ではこの様なタイプが殆ど。 - 整形外科で処方された足底版
外側ウエッジにパッドなど。海外では外側ウエッジを処方することは殆どありません。 - ニューバランスのウォーキングシューズに入れられていたインソール
下段左から
- NWPL
クリススペシャル カーボンシェル+ヒールポスト - NWPL
クリススペシャル 3/4レングス カーボンシェル+ヒールポスト - NWPL
アコモデイティブタイプ 糖尿病患者用
- seikei2
- seikei1
- newbalance
- nwpl
- nwpl34
- nwpl-acom
外側ウエッジの処方の理由が靴の踵の外側がすり減るから異常だと聞かされた時は耳を疑いました。
強度のⅩ脚の場合は踵の内側が擦り減る事があります。
足機能の問題点

そして施術やトレーニングでは改善されない事です。
足が悪いと姿勢も悪くなります。
連鎖的に肩こりや腰痛・膝の変形も起こるのです。
これらは足の代償と考えられます。
足の歪みはゆっくりと気付かれない内にカラダを蝕んでいくのです。
このことを多くの人が知れば、足をもっと大切にするるでしょう。
足機能の乱れによる外反母趾は手術で形は整えられても、外反させたメカニズム自体は改善されません。
外反母趾手術後に、手術前より痛くなる場合があるのは外反させたメカニズム=バイオメカニクスが改善されないためです。
手術の選択は慎重にしましょう。
※足の代償とは、踵の関節や横足根関節などが機能しないため膝や股関節などの他の関節が足を補うような動きをすること。
その結果代償した膝やその他の関節などがダメージを受けてしまいます。
足機能を整えるインソールを探そう
靴の履き心地を改善したり、歩きやすくしたい場合足機能を整えるインソールが必要です。
靴自体が足に合っていて悪くない場合、自分の足機能に問題があると考えられます。
市場に出回るインソールは科学的に足病学的に作られた物と単なるクッション程度の物が混在しているのです。
インソールという言葉でひとくくりにするのは難しいでしょう。
インソールで柔らかい物は足の機能を高める矯正目的で作られていません。
矯正ができなければ改善が見込めないのです。
矯正目的で作られた硬いインソールをはけば違いを実感できるでしょう。
いとう接骨院では試着用の硬い足部矯正用インソールをご用意していますので、お気軽にお申し付けください。
通常は足が悪いほど硬い素材が必要です。
足が悪い人に柔らかいインソールを薦めることは、虫歯がある人に砂糖菓子を薦める様なことでしょう。
足をしっかり機能させようと考えれば考えるほど、インソールは硬くなります。

激しい運動による反力から身体を支え、足をコントロールするには軟弱なインソールには不可能でしょう。
無駄なものを省いた、実質剛健なインソールがお勧めのインソールです。
足病学的にしっかり作られていれば、装着時の違和感や痛みはありません。
外反母趾やシンスプリントなどの足に関連する症状がある場合スーパーフィートの様なフットベッド以上の性能があるインソール(オーダーメイドインソール)を使用しましょう。
※皮膚に炎症などが起こってしまう場合は、硬い素材の表面に柔らかい素材を張り付ける場合が有ります。
※パッドで土踏まずを強く盛り上げているインソールは、必要な回内運動まで抑制してしまいま
す。
※糖尿病などの疾患では硬いインソールが使用できないことが有りますので主治医にご相談下さい。
お勧めできるインソール
足機能を矯正できるインソールも用途や症状によって種類があります。
当院で取り扱いの製品。
フラットな内容積の少ない革靴などに使用するインソール
- superfeet torim carbon
- superfeet high heel
- NWPL OTC
- NWPL 3/4
靴がフラットなら内容積の狭くても使用できる万能タイプ。
特にNWPLオーダーメイドインソールは最高の矯正能力と耐久性を誇ります。
ヒールカップは足部矯正の基本です。
インソールに期待できること。
足部機能を矯正できるインソールなら、代償が改善され代償によって悪化した姿勢の改善も期待できるのです。
代償が改善すれば、たとえ変形した膝なども関節に及ぶストレスが軽減するので痛みも減少すると考えられます。
そして足部機能が整えば歩幅も大きくなり代謝も改善され身体全体の健康度も上昇するでしょう。
コロナ禍で運動不足による大腿四頭筋の筋力低下が懸念されております。(運動不足で筋力低下する筋肉全体の70%を占める)
大きな歩幅で歩けば大腿四頭筋も鍛えられます。
健康の基本は歩くことです。
インソールで改善を期待できる傷病
- 外反母趾・モートン神経種・足趾に関する傷病など・巻き爪・足底腱膜炎・筋膜炎
- シンスプリント・アキレス腱炎・ハグルンド病・シーバー病・下腿部に関する傷病・足関節捻挫
- 膝や大腿部に関係する傷病
- 股関節・腰部に関係する傷病(坐骨神経痛なども関係)
- 体幹に関する傷病(肩こり・背部痛)
これらは足機能矯正することで改善が期待できます。
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