アキレス腱はなぜ断裂する?
アキレス腱の痛みや断裂はなぜ起こるのでしょう?
それは足が正常に機能していないからです。
下の画像はカカトが内側に倒れた(過回内)状態の右足です。
正常であればフクラハギ上の黒い線は真っ直ぐ垂直になっています。
しかしながらカカトが内側に倒れているためスネが外側に倒れてしまいます。
このためフクラハギ(下腿三頭筋)の先端アキレス腱が伸ばされ、筋肉がアキレス腱に移行する部分に大きなストレスが掛かかるのです。
この状態でジャンプの着地やダッシュを繰り返すことによってアキレス腱がダメージを負い断裂すると考えられます。
この様な足は幼少期からのものであり、足関節背屈不全症(しゃがんだりしにくい)を合併している人が多いのです。
足関節背屈不全症の場合アキレス腱断裂のリスクはさらに高まります。
過去現在にアキレス腱の痛みや腫れアキレス腱炎などを発症した人は要注意です。
アキレス腱損傷の原因が自分のカカトにあるからです。

過回内
人体模型では上画像の様な表現になりますが、人間の立位でカカトは垂直より内側に倒れずカカトの上部(距骨とすね)が外側に倒れます(一番上の画像)。
※アキレス腱炎なども同様な原因で発生します。
アキレス腱断裂の処置
観血的処置
完全断裂や酷い断裂は手術が必要必要です。
※保存的療法だと関節の拘縮を起こしやすく治るのに時間がかかります。
保存的処置
比較的軽度な部分断裂やアキレス腱炎の場合。
いとう接骨院では。
- アキレス腱 テーピングや包帯やシーネによる固定
- 冷罨法や温罨法・電気施術などの物理療法
- 痛み除去や回復を早める微弱電流の施術
※症状や経過により施術は変化します。
予防
- ストレッチ
- 機能的インソールの使用(室内でも使用する事が望ましい)
- 爪先よりカカトが1cm~2cm高い靴を履く
- アキレス腱 テーピング
回復期になって、毎日スポーツをする人はアキレス腱テーピングはかぶれてしまうので、強力な足関節サポーターと機能的インソールの組み合わせで代用すると楽です。
※度合いが強い偏平足やPTTDなどでは既成のインソールでは足裏が痛くて使用できません。
この様な場合はオーダーメイドインソールがお勧めです。
本厚木北口駐輪場の近くジンギスカン ラムちゃんの上 夜9時まで施療
神奈川県厚木市中町3-1-2濱屋ビルA2-1
いとう接骨院
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