痛みとは危険を知らせる防御システム
痛みは友達ではないけれども大切な存在。
身体の殆どの箇所で痛みを感じることが出来る。
身体のいたるところに防御システムがあり脳に異常を痛みで報せる。
今朝のバラエティー番組で天気痛がとりあげられていた。
天気痛も急激な天候の変化などから危険を知らせる警告なのかもしれない。
筋肉・骨・関節などの運動器の痛みは移動や作業が出来なくなることを知らせている。
熱傷などの痛みは組織の壊死回避のためだろう。
また内蔵関連痛は運動器の痛みを通して内臓の異常を報せる。
眩しいものを見た際に反射的に目をつぶるのも防御反応だろう。
つよい刺激臭を嗅いだ時、反射的に呼吸を止めるのも防御反応だ。
食物から毒物を摂取しないように味覚がしらせる。
もしこれらのシステムが機能しなければ長生きはできない。
生きていく上での必須システムだ。
悪くないのに痛い?
身体の異常を報せるシステムが正常に機能しないと、悪くもない箇所に痛みが生じることがある。
いわゆる神経痛のたぐいだ。
この手の痛みは手ごわくなかなか治まらない。
神経を興奮させるメカニズムは多様で複雑だ。
天気が関係することも珍しくない。
天気をコントロールするのは困難だから身体をコントロールするしかないだろう。
自律神経の乱れも注意が必要だ。
ストレスを減らし適度な運動と休養のとれる環境ならば痛み制御システムを安定させる一助になるのではないだろうか。
有酸素運動は自律神経の副交感神経に働きかけ脳内のセラトニン分泌を活発にさせ筋肉をリラックスさせると言われている。
安静が必要でないのなら、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は痛みの軽減におすすめだ。
足腰の関節に高負荷が掛けれない状態ならノルディックウォーキングなどから始めるとよいだろう。
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