大人になったら、偏平足は治らない
回内足や遺伝による偏平足は治りません。
偏平足は訓練やオーダーメイドインソールで矯正しても効果が出ません。
人間の足機能は6歳位までにできあがり、それ以降は訓練しても機能が正常にならないと言われています。
訓練やオーダーメイドインソールで土踏まずが出来たように見えても、足に荷重すると潰れて扁平な足になってしまいます。
レンズで眼を矯正するように、インソールで足を矯正
近視や遠視をレンズで矯正できるように、オーダーメイドインソールで足を矯正する事が出来ます。
どのレベルまで矯正できるかはインソールの性能次第です。
ほとんどのインソールは足アーチを支えるためだけに作られています。
オーダー品でさえ、アーチの当たり具合しか調整されていないものが多いのです。
中には踵部分に緩衝材を使用して更に足を不安定にさせる製品もあります。
多くの偏平足は踵が不安定になり過剰回内を起こしてなります。
緩衝材で踵が不安定になったら逆効果になりかねません。
だから踵部分は硬い方が良いのです。
足の不具合を良くするには医学的根拠に基づいた製品が必要です。
newbalance社のロールバーは踵部分に硬い素材を使用し足を安定させています。
現在このシステムを用いたモデルは1種類のみとなってしまいました。
誠に残念な限りです。
足が悪い人ほど硬い靴が必要なのです。
偏平足を矯正しよう
偏平足を放置すると、 足から上に重大な影響を及ぼします。
偏平足は足の内側に体重が多く掛かるため大腿骨が回旋してしまいます。
女性の場合は大腿骨が内旋することが多く、内股の女性が多いのはそのせいです。
男性では大腿骨が外旋することが多く、外股の男性が多いのはそのせいです。
足の内側に体重が掛かり、大腿骨が回旋するために膝へ多くのストレスが掛ってしまいます。
膝の変形はこのように生まれるのです。
大腿骨の回旋は当然、骨盤にも影響し背骨から首へとストレスを伝えていくのです。
ただの偏平足だと、油断していると全身不調の原因になりかねません。
偏平足の矯正には、低いアーチを矯正できるインソールが必要です。
まずは足の専門家に相談しましょう。
当院では「足の無料相談や足のカウンセリング」を行っています。
ご希望の方はお電話やWEBからお申し込みください。
※強い偏平足の場合は市販のインソールでは対応できない場合があります。